ティータイムを優雅に楽しむために欠かせない茶器&アクセサリー。紅茶は入れる道具、テーブルセッティングなどすべてが華やかです。

紅茶通になりたい人のために、ワンランク上の紅茶道具を紹介しましょう!

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・ティーポット

これがなきゃ紅茶は入れられません。英国に茶が流行して当初は中国茶器のみ。高級品だったため角形の銀色のポットが主流でした。後に英国は紅茶用の丸形銀製ポットを開発。やがて陶器のティーポットが作られるように。

現在では牛の骨の粉を練り込んだ土で焼き上げたボーンチャイナが主流で、美しい白の風合いが特徴。硬度が高くて保温性にも高いので、紅茶を飲むのに最適です。美味しい紅茶を入れるには、ジャンピングが起こりやすい丸型の形状のものを選んで。

・ティーカップ

カップも受け皿も、ポットと一緒に中国から伝わりました。17世紀半ばには、中国で小型で綺麗なヨーロッパ向けのカップと受け皿が作られ、ヨーロッパの陶工師たちも中国製のものを模造してました。しかし小さくて使いにくい!職人たちはビールやエールのカップヒントを得て、ティーカップにも把手も付けました。最初は両手持ちだったのですが不人気で、最終的には片手持ちに。

やはりボーンチャイナが主流で、コーヒカップよりかなり薄手。これは紅茶の繊細な風味をしっかり味わうためです。光を取り込んで水色を美しくみせ、紅茶の香りが広がって楽しめるようにと、紅茶のカップは直径が大きい、浅い形状のものが主流です。

・茶漉し(ストレーナー)

原点はモートスプーンと呼ばれる小さな穴が空いたもの。細かい形状の茶葉が普及し始めたことで、編み目状の茶漉しが主流に。

・砂時計

3分計を使います。1番いい状態で飲むために時間を計ります。大型の茶葉は5〜6分、細かくカットされた均一な茶葉は3分がベスト。ここで1杯目を頂きます。

・ホットウォータージャグ

お湯差し。紅茶の美味しさを1杯目、2杯目と楽しんでいき、ベストドロップといわれる最後の一滴まで楽しみます。1杯目以降、紅茶が濃いと感じた時に薄めるために使うのがお湯。ホットウォータージャグはティーポットの次に大切なものです。

・ティースプーン

コーヒースプーンより一回り大きく、細かい茶葉を山盛りにすくって約3g。茶葉を計量するメジャースプーンにもなりますので、メジャースプーンを買う必要はありませんが、本格的なティータイムを演出するには素敵な小道具。

・ミルクピッチャー

イングリッシュ・ミルクティーを作るためのミルクをいれるもの。不均等質のミルクを使いますが、サラッとした品質のため、たっぷりいれないとミルキー感が出ません。150〜200ccは入ります。

・シュガーポット

昔は砂糖が高級品だったため大きく豪華なものでしたが、現在は小振りなものが主流。

・ティーコジー&ポットマット

紅茶は客人の前で注ぎ、ティーポットをテーブルにセッティングし、最後の一滴まで楽しみます。その際に保温状態を作り出すためのポット用の頭巾とマットです。

・ティータオル

客人が来る前に、茶道具や焼菓子の上に賭けておくものでテーブルの端に掛けておいたり、壁にピンで留めるなどしてアクセントにもなります。

・ティーキャニスター

茶葉の保管容器。昔は宝石箱のようなものでしたが、現在は密封度の高いものならOK。独特の匂いを発していることもあるので、茶葉の香りを損ねないものを選んで。

茶器やアクセサリーはどれも素敵なものがたくさん出揃っています。それはもう、見るだけでトキメキます。テーブルに花を飾り、これらに囲まれて親しい人たちと過ごす時間や、ちょっと贅沢な1人のティータイムは本当に素敵ですよ。