こんなにたくさんあるんです!紅茶の産地と茶葉の種類

紅茶の本場といえばお馴染みの英国…ですが、本場が英国=茶葉の産地も英国かというとそれはNO!

そもそも英国の紅茶の文化の始まりは中国茶や日本の茶道に影響を受けて始まったもの。茶葉は海外に工場を構えてそこで製造してから輸入しているのです。

「え…じゃあ、紅茶の産地ってどこなの?」

主な産地はインド。世界一を誇る紅茶生産王国です。他に、中国やスリランカ、南アフリカが有名。ここでは代表的な紅茶産地や茶葉を簡単に説明しますね。

ちなみに紅茶は基本的に生産地の名前や地帯名がそのまま茶葉の名前になっていて、水色は収穫時期によって変化します。

【インド産の紅茶】

・ダージリン

誰もが耳にしたことがある名前です。ダージリンは西ベンガル崇の北端、ヒマラヤ山岳地帯の標高2,300mの高地にある街。険しい山の斜面一帯、山も谷もすべてが茶畑です。

温度差が激しい地域で育つため、刺激的で、しかも甘いフルーティな香りの茶葉になります。水色は橙色〜深みのある赤。

・アッサム

北にヒマラヤ山脈がそびえるブラマプトラか流域の渓谷地帯の広大な平野です。インドで1番の面積を誇る大紅茶地帯です。

香りがソフトで甘く、花束のような香りが特徴で、色はしっかりとしている橙色〜深い赤。短時間で摘出できる上に香りはオーソドックスで柔らかく、色も味もしっかりしているためいろいろな紅茶ともブレンドしやすいので、世界中で幅広く使われています。

・ニルギリ

南インドのタミールナドゥ州のけらら近郊の丘陵地帯にある街です。

中国種をベースで誕生しました。風味はセイロンに似ていますが、オーソドックスで香りが淡白で水色も薄くて特徴がありません。はっきりいうとマイナーな茶葉。この地帯ではアッサム種のほうが育ちやすかったため、現在ではアッサムとの雑種がほとんど。ブレンド茶として使用される事が多いです。

【中国産の紅茶】

・キーマン

安徽省西南部の黄山地区の茶葉。ダージリン、ウバと並んで世界三大銘茶に挙げられます。濃厚な渋みの中に甘さがあり、蘭や林檎に例えられるフルーティで東洋的な香りが特徴。水色は鮮やかで深みのある赤。

【スリランカ(セイロン)産の紅茶】

・ウバ

スリランカを代表する紅茶。南東山岳地帯で栽培されています。強い渋みと花のような甘い香りで、水色はオレンジ系の深みのある赤。

・ヌワラエリア

標高1,800mの高地の紅茶。刺激的で快よい渋みと緑っぽいすがすがしい香りが特徴。水色は淡いオレンジ系の赤。

・ディンブラ/ディコヤ

ディンブラは高地で栽培される茶葉にしてはタンニンが少ないマイルドな紅茶。近くの地区で栽培されるディコヤも非常に類似しています。水色は明るいオレンジ。

・キャンディ

古都キャンディと周辺地域で栽培される茶葉。アイスティーやバリエーションティー、ブレンド用に最適。水色は輝きのある明るい美しい赤。

【ケニア】

東アフリカ紅茶を代表する産地。標高2,000mの高原で栽培しています。特徴のないオーソドックスな香りで、マイルドで渋みが少なく飲みやすいのが特徴。水色は明るい赤色。キャンディ同様に使える茶葉。

紅茶は産地でさまざまな特徴があります。これらに香りをつけた【着香茶】もありますが、これは香油や気の燻煙で香りを付けたり、花弁を加えたりしたもの。有名なのが《アールグレイ》です。茶葉の銘柄じゃないんです。英国のグレイ伯爵がベルガモットオイルを着香したものを好んで飲んだのが始まりといわれてます。広めたのはトワイニング。

中国の《ラプサン・スーチョン》は中国福建省の紅茶。渋みが弱くて甘味があり、水色はオレンジ系の赤。正山小種に松の燻煙で着香した個性的な紅茶です。